レストア

当店では、ピアノの修復を研究・実践しています。
ピアノの存在を充分検討し、本質を損なわないよう修復していきます。

この世界は大変奥が深く、ヨーロッパの黄金期(戦前)のモデルになると
部品・材質・音楽的背景、歴史的価値、を考慮しなければなりません
ピアノ300年に挑む事になります。

大事にされている古いピアノを蘇らせる事で
持ち主のお気持ち・業界・社会に貢献できる事に自負があります

↓下記レストアはその一例ですが、国産は現代規格ですので
部品も手に入り、比較的加工もしやすく
修復作業の入門と感じます
思い出あるピアノ、一度修復してみられませんか?

ヤマハ100号(大橋設計)1920年製
外装剥がれ、痛みがひどい
チューニングピン・弦はサビて使用不可能
ピン・弦を取り外します 古い巻線
黒色カシューを剥がし、ワインカワー生地全体塗装
ピンを磨く為オサを取り外し 本体を寝かせ作業開始
響板沈下具合を計測・5o沈下 フレームの洗浄
古いニスを溶かす ネジはわかる位置に
響板の研磨 ニスを塗ります
養成乾燥 フレーム塗装
座板削り 弦圧を計測
ピンブッシュ打ち込み 穴開け
適切な弦の番手を弦長から計算 張弦
張弦
ブッシングクロスの貼り替え
白鍵貼り替え 新しいアクションの準備
旧アクションの分解
シャンク殺し 新しいアクション取り付け
ハンマーの穴開け
ハンマーにシャンクを取り付け
膠でアクションに取り付け
フェルトの裁断・ハンマーレール修復
アクション微調整
何度も何度も整調・整音・調律を繰り返しシーズニング、
時間をかけてさらに安定させる

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